このコースで得られる3つの視点

  • 用語の成立背景がわかる

    ホメオスタシスやコンフォートゾーンといった用語を、認知科学のパラダイムの中で位置づけ直す。「言葉を知っている」から「構造を語れる」へ。

  • 限界と最先端理論まで一気通貫

    認知科学が何を解き、何をまだ解いていないのか。
    身体性認知やAI時代の議論まで、入門書では届かない地平を扱います。

  • 現役研究者が臨場感高く語る

    今も認知科学の研究に関わる立場から、書籍では触れにくい思想的な背景や、研究の最前線の臨場感を含めてお伝えします

「認知科学的に〜」と語られる時代に、何が抜け落ちているか?

10年前、20年前と比べて、「認知科学」という言葉自体は確かに普及しました。 コーチングの世界でも、「認知科学に基づいたコーチング」を標榜する団体は珍しくありません。

ただ——コンフォートゾーン、スコトマ、ホメオスタシス。
これらの用語の意味を知ることと、「認知科学という学問のパラダイムが何をもたらしたのか」を理解することは、全く別の話です。

用語の背後にある考え方の構造を押さえていなければ、 なぜそれによって起こせる変化が変わったのかを語ることはできません。

入門書と専門書の「あいだ」を埋める

本コースは、コーチング技法の解説ではなく、その背後にある 認知科学そのもののコアな考え方を扱います。

認知科学の入門書を開いても、最もコアとなる発想を端的に説明している本は意外とありません。
 一方、専門書に踏み込めば、修士・博士レベルの研究文脈がなければ読み解けないものが大半です。 

本コースは、その「あいだ」を埋めるためにつくられました。

このコースを修了した時、あなたが手にしているもの

6つのレッスンを受講後、コーチングと認知科学の接続をご自身の言葉で語れるようになります。

  • 認知科学とは何かを、「機能主義(ファンクショナリズム)」というパラダイムから説明できる。

  • Marrの計算論を用いて、脳と心の関係を整理して語れる。

  • 身体性認知科学(Embodied Cognitive Science)が生まれた必然性と、それまでの認知科学との変化を理解している。

  • 認知科学が現時点で扱いきれていない領域と、それを乗り越えようとする最先端の動きを把握している。

  • 生成AI時代におけるマインドの捉え方の論点を、自分の言葉で議論できる。

  • 自分自身と他者のマインドを、これまでとは異なる解像度で観ることができる。

このコースは、こんな方のために設計されています。

向いている方
• 書籍やセミナーでセルフコーチングを継続しており、さらに理解を深めたい方
• 用語の意味は知っているが、その背後にある学問的な構造を整理したい方
• 認知科学の限界と最前線まで含めて、体系的に把握したい方

向いていない方
• 即効性のあるコーチング技法のテクニック集を求めている方
• 認知科学に登場する用語の「意味だけ」を辞書的に確認したい方
(→ 本コースは「用語集」ではなく、認知科学のパラダイムそのものを扱う体系的解説です。)

全6レッスン:パラダイムの成立から、AI時代のマインドまで

    1. 1. イントロダクション〜認知科学を学ぶ意味〜

      無料プレビュー
    2. 2. ファンクショナリズム成立までの歴史

    3. 3. 脳と心の次元を統合する最重要理論

    4. 4. 身体性の次元へ

    5. 5. 認知科学を超えて

    6. 6. 人工知能時代のコーチング

コース概要

  • 20,000円
  • 6回のレッスン
  • 1.5時間の動画コンテンツ

コース内で深掘りする5つの理論

コーチングの背後にある認知科学を、これらの軸から読み解きます。

PILLAR 01

機能主義の成立

行動主義から認知主義へ。「心」を計算プロセスとして扱う発想は、いつ・どのような知的問題関心から生まれたのか。

PILLAR 02

マーの計算論

計算理論/表現とアルゴリズム/実装。脳と心を切り離さずに記述するための、認知科学における最重要のフレームワーク。

PILLAR 03

身体性認知科学

「心は脳に閉じない」という認識転換。従来の認知科学は何を見落としていたのか。講師自身の研究領域を踏まえて解説。

PILLAR 04

認知科学の限界と最前線

70年の歴史の中で、認知科学が依然として答えを出せていない問題と、現在進行形の乗り越えの方向性。

PILLAR 05

AI時代のマインド観

ニューラルネット研究の急進展によって、「マインド」概念に何が起きているのか。AIと人間の認知の境界線を、コーチングはどう引くべきか。

講師紹介

田中 大

執行役員常務・プロフェッショナルコーチ

博士(心理学)。東京大学文学部卒。日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。専門は認知科学。精神保健福祉士。認定心理士。心理調査士。

大学院では身体性や自己意識、瞑想に関する心理物理実験、脳機能計測、非侵襲脳刺激法といった手法を用いた認知科学の基礎研究に従事。

2020年よりルー・タイス氏の直弟子である田島大輔氏に師事し、パフォーマンス・エンハンスメント・コーチング認定コーチ(TICEコーチ)の資格を取得する。

リバティーコーチングでは、個人および組織に対するコーチング、多様なテーマのセミナーを開催する他、リバティーコーチングが蓄積してきた「コーチングの全て」を多くの人が手にすることができるよう、動画教材やテキストの作成も精力的に行っている。

東京大学大学院工学系研究科道徳感情数理工学 共同研究員として、「Pepperくん」の感情エンジン(感情地図)を発明した光吉俊二博士の指揮のもと、新しい量子ゲートの数理「四則和算」を用いた人工自我(AE: Artificial Ego)に関する研究も行っている。

よくあるご質問

  • Q1. 認知科学について全くの初学者ですが、理解できますか?

    はい、本コースは「認知科学の入門書では足りないが、専門書はハードルが高すぎる」という方を主たる読者として設計しています。ただし、コーチングそのものに一定程度触れていることを前提としており、コーチング実践者・学習者の方をおすすめ対象としています。

  • Q2. 既存のコーチングセミナーで学んだ用語と矛盾しませんか?

    矛盾しません。「すでに学んだ用語が、認知科学のどのパラダイムから出てきているか」を整理する内容です。本コースを受講後、これまで学んできた用語を、より体系的な座標の上で位置づけられるようになります。

  • Q3. 「最先端の研究」とは具体的に何を指しますか?

    身体性認知科学(Embodied Cognition)以降の動向、そして生成AIの社会への広がりに対するマインドの位置付けなどです。これらは入門書ではほとんど触れられず、講師自身が研究で関わっている領域でもあります。

  • Q4. 一度購入したら、視聴期限はありますか?

    視聴期限はありません。ご購入後はオンラインスクール上で何度でもご視聴いただけます。

  • Q5. スマートフォンやタブレットでも視聴できますか?

    はい、Thinkific のプラットフォーム上で配信されており、PC・スマートフォン・タブレットいずれの環境でもご視聴いただけます。

  • Q6. 購入前に内容を確認できますか?

    「イントロダクション〜認知科学を学ぶ意味〜」を無料でご視聴いただけます。ページ上部の「イントロダクションを無料で視聴する」ボタンからご利用ください。

認知科学のパラダイムを
自分の言葉で語れる実践者へ

全6レッスン・¥20,000。視聴期限なし。まずはイントロダクションを無料でご試聴いただけます。